お答えします。レーシックQ&A
Q1.<エキシマレーザーによる近視矯正手術とは?>
PRKとLASIKがあります。
PRKは角膜の表層である上皮を剥がした後、レーザーでその下を精密に削り、屈折を変えることにより近視を矯正します。その後、角膜が自然にはってきた後、良い視力が得られます。
これに対し当院で行うLASIKは表層をマイクロケラトームという特殊な器械で薄く剥がし、フラップ状に残した後、PRKと同様にレーザーでその下を精密に削り、その後そのフラップを戻します。このため痛みが少なく早期に視力回復が得られ、PRKで問題となる点が解消されます。
現在最良の近視矯正術と思われますので、当院ではこの方法で手術を行っております。
Q2.<手術を受ける前にどのような検査をするのか?>
検査では視力はもとより前眼部、角膜、水晶体、最も奥の網膜の状態まで手術に適応があるか、支障をきたすことはないかをくまなく調べます。
また、術後の治り具合に影響を及ぼす可能性のある基礎疾患の有無、全身状態のチェックも行います。
Q3.<手術はどのように進められるのか?>
まず術前の検査とカウンセリング、診察を行います。この段階に来ても不都合があれば中止となります。手術の内容、危険性などを十分に理解した後、手術に同意をしていただき、はじめて手術となります。手術ははじめに瞳孔収縮剤と点眼麻酔剤をさした後行います。麻酔の注射は行いませんが緊張を軽くほぐす様な内服をしていただきます。手術室では横になっていただき、リラックスした状態で行います。
手術は約15分程で終了します。手術中は痛みを感じることはほとんど無いでしょう。手術が終わったらしばらく休んでいただいた後、帰宅していただきます。
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点眼薬で麻酔します。注射等は必要ありません。

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角膜にマーキングをします。

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サクション(吸引)リングを取り付けます。

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マイクロケラトームで角膜に薄いフラップ(ふた)を作ります。

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フラップをレーザー照射ができるようにおこします。

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エキシマーレーザーを照射します。

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フラップをマーキングに合わせて 元に戻します。

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フラップをフィットさせ手術は終了です。

Q4.<手術時間はどのくらいかかるのか?>
手術室に入られてから退室までは約20分です。実際の処置時間は約15分です。
Q5.<痛みはあるのか?>
手術中は麻酔の点眼薬を使用するので、痛みはほとんどありません。しかし、レーザー照射中は音や臭いを感じますが、驚いて動かない様注意して下さい。終わってから1時間ほど経つと、涙と軽い痛みを感じることもありますが、痛みの程度は人によって異なります。指示された薬をきちんと服用すれば問題ありません。
Q6.<手術を受けられないことがあるのか?>
現在眼に病気を持っている人、例えば円錐角膜などの病的な角膜の人、怪我などで角膜が濁ってしまった人、コントロールが困難な緑内障の人、眼底の治療が必要な糖尿病の人、生まれつき視力が悪く眼鏡でも視力の出にくい人などです。これらにあてはまる可能性のある方は、術前診療の際に、医師にご相談され、しっかり調べてもらいましょう。
適応条件(目安)詳しくは医師にお尋ねください。
- 近視度数…12.0D以下
- 乱視度数…5.0D以下
- 角膜屈折値が40D以上
- 年齢18歳以上
- 矯正視力1.0以上
- 医師の説明を理解していること
禁忌
- 眼の病気(円錐角膜、白内障、網膜疾患など)がある
- 全身の病気(膠原病など)がある
- 妊娠中
- 17歳以下
- 精神的異常または医師の説明の理解できない人
Q7.<手術前に注意する事はあるのか?>
●健康の管理
手術の前は、心身ともに緊張していますから、規則正しい生活と充分な睡眠をとって、体調を整えてください。 ●コンタクトレンズを装用している方へ
ハードコンタクトレンズの場合は手術の2週間以上、ソフトコンタクトレンズの場合は手術の1週間以上は完全に装用を中止してください。 ●女性の方へ
手術の2日前からアイメークはしないでください。
Q8.<仕事はいつからできるのか?>
LASIKでは翌日から通常の仕事であれば復帰できますが、激しい肉体労働やコンピューターを使用するなどの眼を酷使する仕事の場合は医師にご相談ください。
Q9.<スポーツはいつ頃からできるのか?>
スポーツの種類によって開始が可能な時期が異なります。具体的な開始時期は医師にご相談ください。
激しい運動、埃っぽい所での運動、水泳は1ヶ月は行えません。特に海には3ヶ月入れませんので、充分注意して下さい。
Q10.<手術後注意することはあるのか?>
入院する必要はありませんが、数日は感染に対して注意が必要です。手術後は歩いて帰宅することができますが、異物などが眼に入らないようにサングラスを着用してください。LASIKの場合は入浴・シャワーなどは翌日から、洗顔・洗髪は翌々日から始められます。ただし、1週間は眼に汗や石鹸水が入らないように注意してください。
眼の周囲に残った水分は、清潔なコットンなどで軽く拭いてください。
眼の周囲の化粧は、1週間は禁止です。特に目元の化粧は、細菌感染の原因になるので行わないでください。飲酒・喫煙は、手術の前日から手術後3日間くらいは控えてください。
Q11.<術後の検査は必要あるのか?>
手術翌日は必ず受診してください。定期的な観察(約1週、約1、3、6ヶ月、約1年)が必要ですので、担当医師の指示に従って、必ず受診してください。
眼の状態により、その他にも受診が必要になることがあります。
Q12.<いつから見えるようになるのか?>
手術当日も人によってはすでに眼鏡なしで日常生活が過ごせる程の視力を獲得できる方もいますが、おおむね良好な視力は翌日以降得られるでしょう。
[術後所感]
●術直後
・多少の異物感と瞼等に重い感じがある
・磨りガラスを通して見ている感じであるが、見えるようになった実感あり
・痛いという感覚はなし
●術後1時間
・術直後と変化なし
●術後2時間
・異物感、重い感じが改善
・磨りガラスを通して見ている感じは多少残るが、見え方が改善される
●術後3時間
・角膜知覚が低下している感じはあるが、磨りガラスを通してみている感じはなくなり、良く見えるようになる。
*初めのうちは近くが見えずらいが1ヶ月程で改善されます。
Q13.<近視が戻ったりしないか?>
低矯正で近視がやや残る場合がありますが、元の状態に戻ることはありません。手術後、傷の回復には個人差があるので、正常に回復した状態によりやや戻りが出る場合があります。
Q14.<1回の手術で良くなるのか?>
ほとんどの方は1回の手術で裸眼で生活できるようになります。ただし、矯正が目標値に達せず、患者様の満足度が得られない場合は、追加矯正手術が必要になることもあります。
追加矯正手術は、屈折の安定を待って(約3ヶ月後)に行います。
初回の手術から6ヶ月以内であれば、マイクロケラトームを使用することなく、フラップをめくり、レーザーを最照射することが可能です。
強度近視や乱視の強い方は、通常の方よりも視力の出方が遅かったり、視力が低い場合もありますが、数ヵ月が経過しても変わらない場合は再手術をする場合があります。
Q15.<手術による失敗はないのか?>
正しく行われる限り、ほぼ失敗はありません。術前に十分に検査を行い、手術器具の精度を高く維持し、術者の技量が安定していれば、術中に問題を生じることはないでしょう。術後は強くこすったり、指定した点眼を怠って感染などしなければ問題はありません。ただし、どんな手術でもおこるように予期せぬことが生じることもあるので、術前にそれらのことをよく理解した上で手術を決断してください。また、もし万が一のことが起こっても、眼科専門医により、現在できうる最大限の治療を受けることができるでしょう。 LASIKはPRKの問題点を解決すべく登場しました。しかし、角膜のフラップを作るという操作が増える分、術者の高度な技量を要し、そのフラップ作製時に合併症の多くが起こるとも言われています。これが起こった場合、即失明ではなく、その後の適切な治療により十分リカバーされると思われます。
Q16.<視力はどれくらいまで回復しますか?>
矯正視力が両眼とも1.0以上ということであれば、それに近い値になると予測されます。ただし、術後の視力の回復は、手術によってできた傷の治り具合にもよりますので、100%間違いなく1.0の裸眼 の視力がでるということはいえません
Q17.<安全性はどうなのでしょう?>
手術の場合、どんなに安全な手術でも100%間違いないという保証はできません。しかし、レーシックにおいて失明した方は一 人もいらっしゃいまん。
Q18.<手術後ずっと視力は悪くならないのですか?>
手術後に視力が悪くならないとは言い切れません。ただ、10歳代から20歳代前半のような成長期には眼も成長や変化の度合いが大きいので近視の進行も大きいのですが、20歳代後半以降はそれに比べると非常にゆったりとしたペース(例えば眼鏡の度数にして数年で1段階くらい)になるので、あまり影響がない場合が多いのです。それとこの手術で視力を取り戻しても他の眼の病気(白内障、緑内障、眼精疲労、糖尿病、老眼等)で視力が落ちる要因は沢山あります。 その場合はその病気そのものを治療する必要があります。
逆に手術後に問題になるのは「近視の戻り」と呼ばれるものです。レーザーによる屈折矯正手術は角膜の一部を削り、遠くにピントが合うように角膜の形を整えてあげる手術ですが、角膜の一部に傷がつくことになり、その傷を治そうとする反応が多かれ少なかれ起こります。この反応の仕方には個人差があって、傷を治そうとする反応が強く起こった場合には、角膜の形が手術前の状態に近い方向へ戻っていくことがあります。この様な状態を「近視の戻り」と呼んでいて、手術直後は良い視力であったものが、時間が経つに連れて少し視力が低下してくるといったことも起こります。ただしこの反応は手術前の度数にもよりますし、全例に起こるわけではありません。
以上の事を読んで何か不明な点などありましたら、診察した際にご遠慮なくご相談ください。
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