1.眼ぐすり、飲みぐすり、点滴などの薬物療法
現在の緑内障の治療は眼圧下降を原則としています。緑内障で失われた視機能は回復困難です。従って、現在の緑内障治療は視機能維持を目標として、眼圧レベルを正常化させ、視神経障害の進行を抑制し、改善の可能性のある神経機能を回復させることです。
緑内障を完全に治すことはできませんが、治療によって眼圧を正常範囲に維持できれば、視力の悪化を防ぐことができます。しかし、治療が成功しても、それは視野異常などの障害を改善するのではなく、それ以上悪化させないようにするに過ぎないのです。このような理由で早期発見が望まれます。
『緑内障治療点眼薬の作用と注意』
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薬剤名 |
作用と投与法 |
注意(副作用) |
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チモプトール・ミケラン
(β1.2遮断剤)
ベトプティック
(β1遮断剤) |
房水の産生を抑える
・1回1滴
・1日2回点眼
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心臓への影響あり、心臓の悪い人には使えないことがある。気管支喘息のある人には使えない。(β遮断剤は除く)
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ピバレフリン
(エピネフリン製剤) |
房水の産生を抑える
房水の排出を促進する
・1回1滴
・1日1〜2回点眼
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眼が充血したり、しみることがある。
瞳孔を開かせる傾向があり、眩しく感じることがある。
閉塞隅角緑内障には使えない。
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サンピロ
(ピロカルピン製剤) |
房水の排出を促進する
・1回1〜2滴
・1日3〜5回点眼
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瞳孔を小さくする傾向があり、ものが暗く見えることがある。一時的に近視になることもある。
炎症性の緑内障には使えない。
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キサラタン
(ラタノプロスト製剤) |
房水の排出を促進する
・1回1滴
・1日1回点眼
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眼が充血したり、しみることがある。 虹彩色素沈着(メラニンの増加)があらわれる。
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2.レーザー治療
レーザーを虹彩にあてて穴を開けたり、線維柱帯にあてて房水の流出を促進します。比較的安全で痛みもなく、入院の必要もありません。
3.手術療法
基本的には生涯にわたる治療が必要
薬やレーザー治療で眼圧がある程度下がったとしても、それだけで治療が成功しているとはいえません。定期的に視野検査を受け、常に視野異常が進行していないことを確認して、初めて治療が上手くいっているということになります。また眼圧は治療により一旦下がっても、治療を中断すれば、また高くなってしまいます。その意味でこの病気は、一生涯にわたる管理が必要な病気といえます。
房水の流れを妨げている部分を切開し流路をつくって房水を流れやすくする方法や、毛様体での房水の産生を押さえる方法などがあります。
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